Coral conservation
自然環境豊かな地域の未来を守るために
世界各地でサンゴの養殖事業は行われていますが、うまくいっている事例は少なく非常に難しいことで知られています。
海陽町ではサンゴの移植を、2004年から町や地域住民らによる自然再生活動の一環として続けられています。
難しい故にその年によって順調に成長できる個体、そうでない個体も見受けられます。
しかし、そのモニタリングを続ける中、移植6年目のサンゴで産卵も確認されるようにもなりました。
海陽町ではサンゴの移植を、2004年から町や地域住民らによる自然再生活動の一環として続けられています。
難しい故にその年によって順調に成長できる個体、そうでない個体も見受けられます。
しかし、そのモニタリングを続ける中、移植6年目のサンゴで産卵も確認されるようにもなりました。
宍喰小学校児童とサンゴ保全活動
宍喰では、1986年(昭和61年)より地元宍喰漁協によるエダミドリイシの断片移植(無性生殖)が行われています。また、海陽町及び宍喰小学校協働のサンゴ移植は 2004年(平成16年)から継続しています。
竹ヶ島海域公園自然再生の対象区域にでは2001年のモニタリング調査で、1996年調査に比べてエダミドリイシが減少し、代わってカワラサンゴ が増加するなど、サンゴの種の構成に顕著な変化が生じていることが報告されました。
このまま放置すれば比較的濁りに強く、内湾を好むカワラサンゴの優占がすすみ、海域公園としての資質が大きく失われる恐れがあるとし、我々は、地元を主体としたサンゴ保全活動を始めました。
竹ヶ島海域公園自然再生の対象区域にでは2001年のモニタリング調査で、1996年調査に比べてエダミドリイシが減少し、代わってカワラサンゴ が増加するなど、サンゴの種の構成に顕著な変化が生じていることが報告されました。
このまま放置すれば比較的濁りに強く、内湾を好むカワラサンゴの優占がすすみ、海域公園としての資質が大きく失われる恐れがあるとし、我々は、地元を主体としたサンゴ保全活動を始めました。

Coral transplantation
サンゴ移植
体験を通して
宍喰小学校では環境学習会として、専門家(竹ケ島のサンゴ保護を支援している「四国海と生き物研究会」)岩瀬文人代表によるサンゴについての授業を行います。
その中で、海陽町海洋自然博物館マリンジャムがサンゴの人工育成を進めていることを説明し、「エダミドリイシは地域の宝。多くの人たちが保護に努めていることを、家族や友達に知らせて下さい。」と伝えています。
授業の後、マリンジャムへ移動し、サンゴの資料の展示物、スクリーンによるサンゴにまつわる話を鑑賞した後、海中観光船ブルーマリンで海中のサンゴを観察。移植ポイントで、宍喰漁協青壮年部員らに教わりながら移植サンゴの準備を行います。
移植サンゴは、生徒達から青壮年部のダイバー、マリンジャムのスタッフらの手へ。水深4~5mの海底に配置。 順調に成長すると8ヶ月ほどで定着します。
生徒らは「大きい群落に育ってほしい」と話していました。直接エダミドリイシを移植する体験を通じて、この環境を守りたいとそのためにを真剣に考える眼差しは私たちと同じです。 私達スタッフは今後もこの活動を続けていきます。
その中で、海陽町海洋自然博物館マリンジャムがサンゴの人工育成を進めていることを説明し、「エダミドリイシは地域の宝。多くの人たちが保護に努めていることを、家族や友達に知らせて下さい。」と伝えています。
授業の後、マリンジャムへ移動し、サンゴの資料の展示物、スクリーンによるサンゴにまつわる話を鑑賞した後、海中観光船ブルーマリンで海中のサンゴを観察。移植ポイントで、宍喰漁協青壮年部員らに教わりながら移植サンゴの準備を行います。
移植サンゴは、生徒達から青壮年部のダイバー、マリンジャムのスタッフらの手へ。水深4~5mの海底に配置。 順調に成長すると8ヶ月ほどで定着します。
生徒らは「大きい群落に育ってほしい」と話していました。直接エダミドリイシを移植する体験を通じて、この環境を守りたいとそのためにを真剣に考える眼差しは私たちと同じです。 私達スタッフは今後もこの活動を続けていきます。
持続可能な地域の環境保全
サンゴの成長は1年でおおよそ数cm~10cmほど。また寿命は環境が許す限り生き続けることが出来ると言われています。
種類によって違いはありますが、サンゴは500年から1000年程生き続けるとも言われています。しかし地球環境問題などによりその生存が脅かされています。
子供たちが移植したエダミドリイシが100年後も生育できる環境を守る事は 私たち人間の生きていく環境を守るという事でもあります。
一度失ったサンゴの再生を通して、様々な事に気が付けるこの活動を今後も行い、今生きているサンゴや様々な生き物の生息環境が失われない「環境」を整えることで自然豊かな未来へ繋げていきたいと考えています。
種類によって違いはありますが、サンゴは500年から1000年程生き続けるとも言われています。しかし地球環境問題などによりその生存が脅かされています。
子供たちが移植したエダミドリイシが100年後も生育できる環境を守る事は 私たち人間の生きていく環境を守るという事でもあります。
一度失ったサンゴの再生を通して、様々な事に気が付けるこの活動を今後も行い、今生きているサンゴや様々な生き物の生息環境が失われない「環境」を整えることで自然豊かな未来へ繋げていきたいと考えています。
